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「福島原発被災地研修」に参加しました。

世田谷区障害者連絡協議会の被災地研修に参加してきました。
昨年までは岩手県や宮城県の津波による被災地を訪問しましたが、今回は初めて福島県にある東京電力福島第一原発の放射能による被災地を見学してきました。

初日は「社会福祉法人育成会」にお邪魔して、3.11の震災発生から非難するまでの経過やその間の法人としての方針、実際の行動を伺いました。

避難するにあたり、利用者家族の避難先探しや、避難職員の身分保障の検討もされています。
また、震災による死者数は岩手県と宮城県が多く、これは津波に起因するものですが、福島県は直接的な津波よりも震災関連死の割合が圧倒的に多くなっています。

2日目はバスに乗車して原発事故の被災地を巡る「スタディーツアー」でした。
避難指示が解除されたとはいえ、帰還された世帯は1割にも満たないという現状の中をバスで巡ります。

家屋に人影はなく庭先は雑草で覆われ、お店の駐車場も草が伸び放題になっていました。
街のいたる所には放射能の計測器が設置されています。
〇〇マイクロシーベルト……
目に見えない怖さです。

震災以前の生活を取り戻すことはできるのでしょうか。
東京電力福島第一原発の50年とも、それ以上とも言われる廃炉完了の時まで福島県民はその脅威を背負い続けることになります。
東京ではメディアの露出が少なくなっていますが、現地に行くとまだまだ復興半ばという現実がありました。

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