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駅ハイ──秋川渓谷で紅葉めぐり

秋晴れの11月中旬、JR東日本の「駅からハイキング」で、秋川沿いを歩いてきました。
都心から約1時間。武蔵五日市駅に降り立つと、ひんやりとした空気が迎えてくれます。

連日、東北地方を中心に熊の出没ニュースが流れています。
駅の改札にも注意喚起の看板がありました。
十分に気をつけながら歩きましょう。

最初の立ち寄りは、創建千年以上と伝わる阿伎留(あきる)神社。
参道を抜けて手を合わせ、心を整えたら秋川へ向かいます。

ほどなくして、岩瀬峡の景観が広がりました。
川の両岸は黄から橙へと移り変わり、澄んだ流れとのコントラストが綺麗です。

川のせせらぎに耳を澄ましながら、落ち葉の道を進みます。
道端にはお地蔵さんの姿もあり、歩みがやわらぎました。

川べりでは「コフキサルノコシカケ」というキノコを発見。
名の通り、猿が腰掛けられそうなほどの存在感です。

途中、こんにゃく屋の暖簾に惹かれて、香ばしい味噌田楽でひと息。

再び歩くと、秋川渓谷に架かる石舟橋が見えてきます。
橋の中央に立つと、深まりゆく秋の景色が一望できました。

コース後半の山寺「龍珠院」は、あきる野市の奥座敷とも呼ばれる場所。
桜や紅葉の名所として知られています。

そして、コースの最後は瀬音の足湯。
陽に照らされて輝く紅葉を眺めながら、足と心を温めました。

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