分身ロボットカフェ DAWN ver.β 2025.09.01外出支援 Oさんが“分身ロボット”として働くカフェを訪ねました。場所は日本橋。 ガラス張りの開放的な空間で迎えてくれるのは、店員役をつとめる“分身ロボット”です。 ここで活躍しているのは、病気や障害などで外出が難しい人たち。 ロボットを遠隔操作し、「パイロット」と呼ばれる接客スタッフとして働いています。 カフェに入ると、受付のロボットが「いらっしゃいませ!」と声をかけてくれました。 このロボットを操作していたのは、青森県在住のパイロットさん。 遠く離れた場所から接客を受ける、不思議であたたかな体験です。 店内を見渡すと、海外からの旅行客が目立ちます。 SNSで話題となり、日本の体験スポットとして注目を集めているのだとか。 やがて、Oさんの分身ロボットがテーブルへ。 声はもちろん、ロボットがうなずいたり手を振ったりして、Oさんの存在を身近に感じられました。 いただいたスパイスチキンカレーは、見た目どおりの美味しさ。 値段は少しお高めでしたが、これもきっと未来仕様なのでしょう。 店内には、おみくじを引かせてくれるロボットや、コーヒーを淹れるロボットの姿も。 役割ごとに分身が動く様子は、まるで小さな社会をのぞいているよう。 外出できない人に新しい働き方を、訪れる人に新しい出会いを届ける分身ロボットカフェ。 ──未来の働き方は、もう静かに始まっているようです。 Post Share Hatena Pocket RSS feedly 外出支援