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懐かしい春を訪ねて──次大夫堀公園・民家園

世田谷区喜多見に、昔の農村のたたずまいを再現した場所があります。
次大夫堀公園・民家園。
地域の人に親しまれている、静かな憩いの公園です。

桜が見頃を迎えた頃、Oさんとお花見に出かけました。

園内には、世田谷区内から移築された古い農家が並び、
田畑や竹林なども、当時の武蔵野の面影を残しています。

中でも目を引くのが、元名主だった旧安藤家の主屋。
中庭を備えた造りで、奥へと続く座敷もゆったりした佇まいです。

土間へはスロープが設けられており、車イスも無理なく中へ。
一歩入ると、空気が少しひんやりと変わります。

係の方から、養蚕、製糸、織物へと続く工程の説明を受けました。
知らなかった手仕事に、思わず耳を傾けます。

園内で目にする風景は、どこか記憶に触れるような感覚。
Oさんも「なんだか懐かしいね~」と、ぽつり。

江戸時代に酒屋だった主屋は、現在は売店として利用されています。
限定販売の「もなか次大夫堀」を、お土産にひとつ。

芝生広場にはテーブルやベンチがあり、のんびりと軽食も楽めます。

Oさんも、懐かしい風景の中で、春のひとときを楽しんでくれたようです。

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