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武蔵野の森で宇宙を想う──三鷹・国立天文台

2026年3月3日は、皆既月食が観察できる日でした。
けれど関東はあいにくの雨。
見られずに残念がっていたSさんと、三鷹にある国立天文台を訪ねてきました。

入場は無料。
受付で手続きを済ませ、見学者シールを胸に貼って中へ入ります。

ここは、日本の天文学研究の拠点でありながら、一般にも開かれた施設です。
立ち入れないエリアもありますが、登録有形文化財の建物も多く、森の中を散策しながら見学できます。

正面から並木道を進むと、最初に現れるのが「第一赤道儀室」
大正10年に建てられ、太陽黒点の観測に使われてきた建物です。
小さな点の一つひとつが、遠い宇宙の動きを伝えていたと思うと、不思議な気持ちになります。

木々に囲まれた道の先にひっそりと佇む茶色の塔。
「太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)」と呼ばれ、建物そのものが望遠鏡の役割を担っているそうです。

さらに森の中を進むと「天文台歴史館」が見えてきます。
地面からの高さが19.5m、ドーム直径は15mもある巨大な天文観測室です。

ドームの内部にはドイツ製の屈折望遠鏡。
レンズの直径は、なんと65cm。日本最大級の屈折望遠鏡として知られています。

ほかにも、歴史ある建物や数々の展示物から、日本の天文学の歩みを感じることができました。

森を抜けた先には、大きなパラボラアンテナがあります。
「6mミリ波電波望遠鏡」と言うそうです。
天体が放つ微弱な電波を集めて、星の誕生や銀河の変化を調べる装置だとか。
はるか遠くの星から届いた信号は、どんな光景を伝えていたのでしょうか。

武蔵野の森に広がるこの場所は、自然と科学、そして歴史がゆるやかに重なる空間。
風の音に耳をすませながら、遠い宇宙に思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、次に日本で皆既月食が見られるのは 2029年1月1日。
晴れた夜空になりますように。

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