武蔵野の森で宇宙を想う──三鷹・国立天文台 2026.04.02外出支援 2026年3月3日は、皆既月食が観察できる日でした。 けれど関東はあいにくの雨。 見られずに残念がっていたSさんと、三鷹にある国立天文台を訪ねてきました。 入場は無料。 受付で手続きを済ませ、見学者シールを胸に貼って中へ入ります。 ここは、日本の天文学研究の拠点でありながら、一般にも開かれた施設です。 立ち入れないエリアもありますが、登録有形文化財の建物も多く、森の中を散策しながら見学できます。 正面から並木道を進むと、最初に現れるのが「第一赤道儀室」 大正10年に建てられ、太陽黒点の観測に使われてきた建物です。 小さな点の一つひとつが、遠い宇宙の動きを伝えていたと思うと、不思議な気持ちになります。 木々に囲まれた道の先にひっそりと佇む茶色の塔。 「太陽塔望遠鏡(アインシュタイン塔)」と呼ばれ、建物そのものが望遠鏡の役割を担っているそうです。 さらに森の中を進むと「天文台歴史館」が見えてきます。 地面からの高さが19.5m、ドーム直径は15mもある巨大な天文観測室です。 ドームの内部にはドイツ製の屈折望遠鏡。 レンズの直径は、なんと65cm。日本最大級の屈折望遠鏡として知られています。 ほかにも、歴史ある建物や数々の展示物から、日本の天文学の歩みを感じることができました。 森を抜けた先には、大きなパラボラアンテナがあります。 「6mミリ波電波望遠鏡」と言うそうです。 天体が放つ微弱な電波を集めて、星の誕生や銀河の変化を調べる装置だとか。 はるか遠くの星から届いた信号は、どんな光景を伝えていたのでしょうか。 武蔵野の森に広がるこの場所は、自然と科学、そして歴史がゆるやかに重なる空間。 風の音に耳をすませながら、遠い宇宙に思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。 ちなみに、次に日本で皆既月食が見られるのは 2029年1月1日。 晴れた夜空になりますように。 Post Share Hatena Pocket RSS feedly 外出支援ウォーキング, 展示, 自然, 見学